2017年の注目株はコレ! 最新薄毛治療法

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(写真=Francois Poirier/Shutterstock.com)

医療の発達により、薄毛対策は昔では信じられない進化を遂げています。自分の血を頭皮に注入する「バンパイアPRP」や地肌を切らない自毛植毛法である「FUE法」、細胞レベルで髪の毛を活性化する「幹細胞治療」はその代表です。ここではこの3つの薄毛治療法について、メカニズムや治療費の目安を紹介します。

自分の血を頭皮に注入する「バンパイアPRP」

アメリカで2016年、最も注目を集めた薄毛治療法に「バンパイアPRP」があります。これはメジャーリーガーの怪我に使われた再生医療技術を応用した薄毛治療法で、自身の血液を採取し、その成分を頭皮に注入するというものです。治療に“血を抜く”という行程があることから、「バンパイア」という名が付けられました。

PRPとは体内にある血小板を濃縮したもので、そこにはさまざまな増殖因子が含まれています。再生医療に使用されるこの増殖因子が薄毛にも効果的であることが、最近の研究で分かってきているようです。

新東京病院のドクターである瀧川恵美医師のグループが行ったヒトを対象にした臨床実験によると、13名の被験者にPRP局所注射を行ったところ、3ヵ月後に毛髪の断面積や表皮の肥厚、真皮の膠原(こうげん)繊維の増生、毛包周囲の血管の増生に有意な変化がみられました。

ただし、PRPはあくまで発毛に特化したものであり、体質から改善するものではありません。遺伝により薄毛になりやすい場合などは、体質自体を改善する別の治療を並行して受けるのがいいかもしれません。

PRPによる薄毛治療はアメリカだけではなく、日本でも受けることができます。日本で施術を受ける場合は、1回20万円~25万円程度、同日なら追加施術も可能で、1回10万円~20万円程度で受けられることが多いようです。

地肌を切らずに自毛植毛「FUE法」

自毛植毛の一つで「切らない植毛」として話題を呼んでいるのがFUE法です。現在、一般的に行われる自毛植毛はFUT法と呼ばれており、これは移植元(ドナー)となる毛包を周辺一帯の皮膚ごと採取し、移植を行う手法です。これに対して「FUE法」ではパンチのような器具を使ってドナー部の毛をくり抜くため、頭皮を切断する必要がありません。

大きな違いは、植毛後に残る傷跡の大きさです。FUT法の場合、頭皮を大きく切断するため、どうしても後頭部の傷跡が目立ってしまいます。その点FUE法では1株1株くり抜くので、傷跡は最小限ですみます。ある程度髪の毛の長さがあれば、傷跡を隠して気付かれないようにすることも可能です。

FUE法のデメリットとしては、ドナー部の毛をくり抜く際に毛根部分を傷つけてしまう「ドナーロス」という現象が起こりやすいことです。毛根部分が傷ついた毛は移植してもほぼ生着しないので、その株はムダになってしまいます。経験豊富な医師のいるクリニックを選び、できるだけドナーロスの確率を下げるようにしましょう。

費用はクリニックによって異なりますが、平均すると100株の移植につき約30万円前後が相場のようです。

頭皮にあらたな血管を作る「幹細胞治療」

幹細胞とは、失われた細胞を再び生み出す力を持った細胞のことを言います。髪の毛を構成する毛母細胞や毛乳頭細胞も、毛包幹細胞と呼ばれる肝細胞が分化したものです。幹細胞治療は、休止期にある毛包幹細胞を再び活性化させるための治療法をいいます。

ヘアサイクルの乱れによる薄毛はAGA(男性型脱毛症)と呼ばれており、薄毛に悩む日本人男性の多くがこれに当てはまるといわれています。

髪は、成長期、退行期、休止期、そして脱毛というサイクルを繰り返しています。AGAを発症すると髪は成長期の途中で退行期や休止期へ移行してしまうため、すぐに脱毛してしまうのです。

薄毛の幹細胞治療では、自らの腹部やでん部から脂肪細胞を採取し、そこから幹細胞と脂肪組織を抽出、頭皮に注入することで、毛包幹細胞を活性化させて新たな髪を発毛させます。腹部やでん部の脂肪細胞は毛根周囲にある脂肪前駆体細胞を刺激し、さまざまな成長因子の分泌を促進します。先述した毛包幹細胞を活性化させる因子もその一つです。

さらに、頭皮に脂肪を注入することで、硬くなってしまった頭皮をやわらかくし、より発毛に適した環境を作り出します。

幹細胞治療もPRP治療と同じく、遺伝による薄毛の進行には対応しきれない面があります。遺伝子をアプローチするわけではないので、再び薄毛になってしまう可能性は否定できません。とはいえ頭皮の環境を大きく改善するため、長期的な薄毛解消につながるといわれています。

現在は日本でも薄毛の幹細胞治療を行うことが可能で、プランにより費用は異なりますが、一般に約180万円〜が相場のようです。

治療の際は医師に相談を

今回紹介した薄毛治療法の共通点は、自分の身体から採取したものを使用しているという点です。薄毛治療は保険適用外のため、費用はそれなりに高額になりますが、治療を検討される方はこちらの情報を参考に、医師に相談してみるといいでしょう。

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