梅雨時にかかりやすい「気象病」って何?

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(写真=wavebreakmedia/Shutterstock.com)

天気が悪くなると頭痛がする、気分が落ち込む、古傷が痛むといった「気象病」は、病気というほどの不調ではなくても避けたいものです。気象病を適切に予防して梅雨時も毎日快適に過ごすために、症状が起きるメカニズムと対処法を紹介します。

気象病のメカニズム

気象病とは、天気や気象状態によって起きる不調の総称です。頭痛や首の痛み、神経痛、めまい、気管支ぜんそくなどの他、不安症やうつなどの精神的な不調も症状としてあげられます。

気象病は主に気圧の変化によるものだといわれています。何もしなくても、私たちの身体には12~15トンほどの気圧がかかっています。この気圧を感知しているのが、平衡感覚をつかさどる耳奥の内耳です。急激な気圧の変化は内耳の気圧センサーを刺激し、脳を混乱させてしまいます。これによって、先にあげたようなさまざまな不調が引き起こされるのです。

気圧の変化によるストレスは自律神経のバランスを崩し、交感神経を優位にさせます。自律神経は、血管の収縮により身体を覚醒させる交感神経と、就寝時のように血管を拡げ、リラックスさせる副交感神経からできており、互いの調整が非常に重要です。気圧の急激な変化のほうが大きい場合なども気象病があらわれやすくなります。

気象病にかかりやすい人の特徴

気象病にかかりやすい人にはいくつか特徴があるようです。

普段から自律神経が乱れやすい人は、センサーからの信号を受けて脳が混乱してしまうことがあるそうで、乗り物酔いも気象病と同じく、内耳の気圧センサーが受けた刺激が脳を混乱させることによって起こります。メカニズムが似ているため、乗り物酔いをしやすい人は気象病にかかりやすい傾向があると考えられます。

気象病・天気病外来をもつ、せたがや内科・神経内科クリニックによると、自律神経の通り道である首に凝りや痛みのある人も、気象病の症状が出やすいそうです。このため、自律神経失調症と気象病を併発して受診する人も多いのだといいます。

首の凝りや痛みは、背骨や骨盤のゆがみからきていることも多いそうです。デスクワークで前傾姿勢が長時間続く人や、足を組む、片側の腕だけで荷物を持つなどの癖がある人は、背骨や骨盤がゆがみがちです。立つ、座るといった基本姿勢から見直し、首の凝りや痛みを根本から正しましょう。

自分でできる気象病の予防法

これらのことから、自律神経のバランスが整っている人は気象病にかかりにくいといえます。そのためには、規則正しい生活を送るのが一番です。適度な運動とバランスのとれた食事を心がけ、できるだけストレスをためないように心がけましょう。

また、腹式呼吸で深呼吸するのも効果的です。お腹がふくらんだりへこんだりするときの動きが横隔膜を刺激し、自律神経のバランスを整えてくれるのです。

気象病に備えるには、日頃から気圧の変化をこまめにチェックしておくことも大事です。最近では気圧の変化をリアルタイムでチェックできるスマートフォンアプリも出ています。うまく活用して体調管理に役立てるとよいでしょう。

それでも症状が改善しない場合は、病院での受診をおすすめします。耳と自律神経に関係深いことから、内科や神経内科、耳鼻科などに相談してみましょう。気象病の専門外来をもっている病院やクリニックもありますので、症状が明らかに気象の変化と連動していると思われる場合はこうした機関を選ぶのも1つの方法です。

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